のどか

hirune_neko2

エアークッションで作ってもらった枕に頭をのせ、爆睡中のこのコは

横浜中華街の住人である。頭の先にはオモチャの小型扇風機が置かれ、

心地よい風を送ってもらう甘やかしぶり。狭い額には紙のサングラスまで

のっけていて、のどかを絵に描いたような光景である。

小さな路地にある中華料理店の店先で、眠りながらも看板ネコの職務を

見事にまっとうしていた。このネコのノーテンキさや店主のユーモアも

大好物だが、私が感心したのは、‘睡眠中、さわらないで’と記されて

いると、ホントにみんながそっと見守っていたというお行儀のよさ。

休日の夕刻で路地はごったがえしているのに、1人として揺さぶったり、

叩き起こしたりしない。私も肉球を触りたいのをグッとこらえた。

1時間後に通りかかると、お目覚めあそばして、人々に媚と愛敬をふりまき

1日のうちの少ない労働時間を勤めていた。

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kasama

noren         tukurisakaya         kurumi

茨城の笠間に遊びに行った。

神道の家の総領娘としては、なにをおいても笠間稲荷でお参り。

でも、なんでお稲荷さんって、きつねなんだろう。たぬきは悔しがっているに

違いないなどと不埒なことを考えつつ、境内を歩くと、生まれて初めてクルミの

実が成っているのを見た。この青梅のようなモノがどうやって、シワシワの

クルミになるのだろう。フシギ・・・。

まったくもって、トシをとっても、知らないことだらけ。知っていることも増えた

だろうが、未知が多いのは人生における楽しみでもある。

門前にある造り酒屋さんに立ち寄ると、友禅風の暖簾がゆ~らゆらと

私を手招き。中に入ると、なぜ、呼ばれたかがわかった。最近、マイブームの

和装小物が展示されていたのだ。この嗅覚、ちょっとすごい。海外でもこの

才能はちょくちょくいい働きをしてくれる。もちろん、10割バッターではないので、

時折、凡打もするが、勝率はいい。

門前や仲見世の佇まいは寅さんチックで、なかなかの風情。聞くところによると、

ここにはかつて150人ほどの芸者さんがいて、次から次へとかかるお座敷を

パキパキとこなしていた土地だそうな。今はそんな活気も色っぽい匂いも

感じられない。現役芸者さんも15人ほどになったそうである。静かな時間が

流れる梅雨の間のゆったり旅でした。

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